理系学科の場合、学科や研究室に提携するメーカーなどの企業が新卒予定者の技術総合職の推薦を依頼し、その推薦枠に学生が応募する方式が多いです。
推薦方式は、企業にとっては一定の専門分野の知識・技術水準を持った学生を安定して確保できること、学生にとっては就職活動に過大なエネルギーを割く必要が無く、就職後も自分の研究を続けることができることというメリットがあったため、双方にとって効率の良いシステムであると考えられていました。
バブル期には推薦によらず金融機関などの非技術職を志望する学生も多かったです。
バブル崩壊後、企業内教育を行う余裕のなくなった企業が増え、即戦力を求める傾向が強まりました。
そのため、毎年安定した人数は確保できるが、当たり外れのある推薦応募をやめ、一般募集で技術総合職を採用するケースが増えています。企業が即戦力(もしくは戦力化するまでのコストが少ない)人材を求めることや、採用数自体の削減もあり、学生から見ると推薦応募だろうが、旧帝大・早慶卒だろうが、以前に比べて厳しい就活を求められています。
以前は一瞬にして終わることの多かった理系の就活(推薦応募だと、1回の面接で内々定が普通)ですが、現在では何ヶ月もの長期に及び、内々定をもらうまで複数回の面接を行うことが普通になっています。このような状況に対して、不眠不休の研究活動と多大なエネルギーを要する就職活動の両立は困難であると感じる学生も多く、就職活動を途中でやめてしまい、安易に博士進学を選ぶ学生も増加傾向にあります。
研究活動と就職活動の両方を同時に求めることが、技術・知識も中途半端、会社研究や就業意欲も中途半端な人材を生む原因だとして、何らかの改善を求める意見が出されています。
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